~記念式典~

1972年(明治5年)の学制公布を受け、飯田藩「文武講習所」を引き継ぎ誕生した「飯田学校」を始まりとする本校では、10月22日(土)・23日(日)の二日間を使って150周年のお祝いをしました。

「他校ではやっていない、追手町小だからできる、追手町小にしかできない150周年を」(令和元年9月)という願いから、地域の方々が参加した実行委員会(会長;斉藤一邦さん)が中心になって準備を進めてきた150周年記念事業は、記念式典、ドローン撮影、卒業生によるミニコンサートや合唱団の発表、3年生による人形劇発表、おぐねぇさんのお話、ナイトツアーを含めた学校公開、新しいピアノを使って児童等による発表会、とても読みやすい記念誌、追手町小グッズの販売やキッチンカーでの軽食販売など、本当に多岐に渡ったものでした。

 

~校長挨拶(要約)~


冊子「日本の美しい小学校」を通じて、全国各地の美しい名建築の学校29校の一つとして取り上げられている追手町小学校は、明治5年の学制公布を受け飯田学校としてその歴史をスタートさせました。
その後、明治25年には飯田城の出丸跡に移り、昭和4年に現在の校舎、同9年に講堂が建てられています。
校名を 新たに追手町小学校としスタートした昭和22年には、4月20日に飯田大火が発生し、その大火は学校の玄関前まで迫っています。その日の様子は、「~学校無事。まさに奇跡(きせき)であった。猛火(もうか)は玄関(げんかん)の直前(ちょくぜん)でとまる。」と学校日誌に記されています。そして、大火のわずか4日目からは学校が再開しています。そんな危機を乗り越えた本校は、昭和31年合唱コンクールで日本一位を獲得するなど様々な活動で輝かしい歴史を作ってきています。
追手町小学校の長い歴史と伝統は、たくさん方々の思いによって繋いできています。今、私たちは、そのたくさんの方々の想いを受け継ぐことができるよう取り組んでいます。清掃の場面では、児童一人一人が床を拭き込んでいます。合唱団もマスクを外して存分に声を発して歌うことができない中ではありますが、毎朝や休日の練習に励んでいます。やり方を変えながら朝マラソンも継続しています。「信自=挑戦」、「愛他=応援」にもう一つ「きたえる」を加えて、日々取り組んでいます。
皆様の、変わらぬご支援を今後もよろしくお願いいたします。

 

~児童会長挨拶(要約)~


長い歴史と伝統のある追手町小学校の150周年念記念式典に参加できることを嬉しく思います。
私たちは先日、校長講話を通じて、追手町小学校の数々の出来事やいろいろあった困難なことにも途切れることなくることなく学校の歴史が続いてきているのは、地域の方々の強い想いがあったからだと教えていただきました。追手町小学校ではお掃除の時間、教室の床や廊下の拭き込みを続けてきています。また、学年関係なく、上級生と下級生遊んだり教え合ったりします。一人一人「応援」と「挑戦」に取り組んでいます。これらの点は、追手町小学校の良さだと思います。
150年の歴史と伝統がある追手町小学校です。多くの皆様のおもいを受けつぎながら、未来の追手町小に繋げていけるよう、これからも頑張っていきます。

 

 

写真の方々からは、ご祝辞をいただきました。
また、池上幸治元校長先生(平成26年度~平成28年度)庄田俊秀元校長先生(平成29年度~平成30年度)のお二人にもご来賓としてご臨席いただきました。